小説日本芸譚

芸術新潮に連載された 日本の芸術を形造り 創造して来た人々の話。

運慶 世阿弥 千利休 雪舟 古田織部 岩佐叉兵衛 小堀遠州 光悦

写楽 止利仏師 についての 松本清張による逸話が展開されている。

とくに このなかで 興味を惹いたのは 小堀遠州である。 戦国大名で築城 および作庭の名手であったが 武人でないことで 家康などに疎んじられていた話は興味深い。

政治家が優先され 技術者が疎んじられるのは現代も同じである。

しかし 今も 福島第一原発で 事故の修復にあたっている 無名の技術屋の皆さん プラント屋さん 電気屋さん あなたがたは 消防庁ほどにも 何にも取りあげられないけれど あなた方は 間違いなく 「日本の救世主です」。

危機に際し 無能をさらけだした 政治家 特に 今の首相を私は決して許さない。