スウィング ガールズ

しばらく 前の朝日新聞の「リレーおぴにおん」に山形県の女子高校生の意見が載っていた。 彼女は山形県の南部を走る山形鉄道フラワー長井線で通学しており、このローカル線の発展と愛着について語っていた。

この鉄道は ひらたくいうと何も無い普通の地方にある。 片田舎だ。 最近ではうさぎの駅長 もっちいで少しは有名になった。乗客の八割が高校生で青春列車なんて呼ばれているらしい。だから 経営は大変だ。高校生が守る「青春列車」である。

また 2004年の高校生がジャズバンドに取り組む映画「スウィングガールズ」にも登場して 有名になったらしい。

で 以前から気になっていた映画「スウィングガールズ」のDVDをTUTAYAで借りて来て昨夜 観賞した。

わりと 面白い映画ではあったが あまりにもうそというか作り事がおおい。矢口史靖監督作品では「ハッピーフライト」もそうだが 娯楽作であっても あまりにも 事実からの飛躍が過ぎていると思う。ハッキリうそと解ってしまう。

映画は虚構であって 見る人はこの虚構を楽しむ訳だけど 虚構が現実として実感できると 感動を呼ぶ。「ソーシャルネットワーク」はその意味でとても良い映画であった。

あの青春時代から もう五十年 近くになるけれど DVDを観ていて すこしだけ 時の過ぎた事を忘れた瞬間があった。

そして なにもないとは思うが 山形鉄道フラワー長井線に乗車してみたい気分にもなった。