ナツミカン

昨日は節分であった。なので 我が家でも恵方巻をかじり 家人が豆を撒いた。 「鬼は外」で沢山の豆を室外に撒き、「福は内」で豆を一粒ずつ 部屋の炬燵の上に置いていた。沢山撒くとあとが大変なことになる。鬼追放の効果はあるが 福は少ないかもしれない。少しの福を貴重と考えよう。

今朝 読売の編集手帳に二才の女の子の言葉 「おにーあそーぼ」が紹介されていた。いいなあ!これは。

夏みかんは晩秋に色つくが 酸味がおおくて 初夏まで 置いておかないと 食せない。 夏の時期 貴重な柑橘類である。この時期 住宅街のところどころで 黄色い実をみかける。色彩の少ない冬にあって 黄色い実と緑の葉の色の調和は人を和ませる。

夏みかんはこの辺では 萩が産地として有名である。 萩藩において職を失った武士への救済措置として 夏みかんの栽培を奨励したのが始まりと聞く。最近では もっと美味しい柑橘が沢山でまわったので 少し存在価値が低下したが 長州屋光国のまるまる一個の夏みかんの砂糖丸漬は好物である。美味しい!

でも 山口県が県道のガードレールを夏みかんからの発想で黄色にしているのは うなずけない。自然の色と人工の色は異なり、風景と調和しないからだ。ガードレールなぞは亜鉛メッキでめだたないほうが良いと思う。