お父やんとオジさん

戦後 山口県三田尻で活躍した 在日韓国人の話。 すなわち 作者
伊集院 静の実の父の話である。

在日を否定 卑下することなく 混乱した戦後間もない時代をたくましく 生きていた人々の生き様には頭がさがる思いが在る。

ただ 父親があまりもスーパーヒーロー過ぎて 弱みが無い事と 混乱の時代だったので歴史考証が やや不正確であることが ストーリーを弱くしているのと 登場人物があまりにも美化されているきらいがある。

で あまり こころを打たなかった、自分自身 異国人への偏見もあるので
そのせいかもしれない。

装幀は長友 啓典。