紅葉型焼饅頭

去る日 佐伯区廿日市市で配布されている タダのローカルペーパーに紅葉饅頭の原型が 再現されたとあって さっそく 宮島口に買い求めに行って来た。

伊藤博文は宮島の紅葉谷にときどき 訪れていたらしい、その際にお茶を出してくれた 茶店の可愛い若い女性の手をみて「この紅葉のように かわいい手を食べて見たいと冗談を言ったのを 定宿の岩惣の女将が聞きつけ 出入りの菓子店の店主 高津常助と相談して 紅葉の形をした饅頭を造りだしたのが 元祖らしい。

それいらい 各人が各様の工夫をくわえて いまの紅葉饅頭がある。

で 原型なるものは 粒あんで 紅葉の葉に忠実な形をしている。 一個 百円だから すこし 高い!

不味くはないが 取り立てて 美味しくもない。

個人的に いえば 今の こしあんで カステラ風の紅葉饅頭の方が美味しいと思う。 特に 神社の裏の「岩村」のが絶品である。

回帰することも 時には必要だが それだけでは進歩がない例の代表的な例が「高津堂」の紅葉焼型饅頭であった。